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「世界で最も活躍する ベトナム人アーティスト、待望のアジア初個展」 初めて知ったディン・Q・レ ベトナムとカンボジアの国境付近から子どもの頃家族と、ポル・ポト派の侵攻からボートピープルでアメリカに渡ったという。 ベトナム戦争がもたらした大きな傷、様々な問題を写真や映像、インスタレーションを通して私もその一部を知ることができた。 平織のように写真を編み込んだ「フォト・ウィービング」は、ベトナムの伝統的なござの編み方を用いた表現で、 一見像が、パズルの崩れ去る一瞬のようにもみえるが、自分が何を見つめるかによって逆に浮かび上がってくる。 テーマは厳しいものであっても、作品として美しく感じた。
その国の人から語られる言葉や、写真、もの、映像などにより、前よりまととまった形でとらえることができた。 館内は外国の方が日本人より多っかた。 そして、日本人男性が戦争について語ったり、軍服のような恰好をして山を登っていくビデオがあったが、 これが日本人の考えの代表ととられては。。と考えてしまった。 ☆ トラン・トウルン・ティン という画家のビデオ。 孤独や苦悩を表現している絵が多いが、色彩のバランスが美しく私にとって心地よくとても印象に残る抽象画だった。 心に誠実すぎたため、その時代のベトナムではとても生きにくい選択をしたティン。 その当時は彼の絵を見て独学と知ると、「画家ではない」と酷評した人が多かったとあった。 でも、彼のようなあり方がアーティストなんだなと、椅子に座りビデオをずっと見てしまった。 評論家の女性が「視覚に優れていると、みている物が抽象的に見えるのだと思う」 「何の意味があるとかではなくすでに抽象画である」というようなことを言っていた。 この部分もっと正確に聞き取りたかった。違ってとっているかもしれない。 テーマは難しい問題で今回は全く予備知識なく来たけれど、自分なりにしっかり見ることができたように思う。
by ichigoponcho
| 2015-08-17 23:21
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